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ヴィブラムソール
靴資材

Vibram

ビブラムソールとは? Vibramの歴史と沿革

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1937年:Vibram社が設立

登山家であるイタリア人、ヴィターレ・ブラマーニ(Vitale Bramani)氏は、1935年にアルプス遠征隊の登山仲間を亡くしたことをきっかけに、従来の革と釘でできた靴底から、様々な地表面において優れたグリップ力と安全性のあるゴム製の靴底の開発に挑みました。

そして1937年、世界で始めて加硫ゴムを用いて作った靴底「CARRARMATO」の誕生とともにVibram社は設立されました。

「CARRARMATO」はイタリア語の戦車carro armato(カッロ・アルマート)が語源で、日本では「タンクソール」と呼ばれています。

タンクソールはすぐに登山家の間で有名となり、今日、世界中の登山者に最もよく使用される靴底となっています。

加硫ゴムとは?

加硫ゴムとは、ゴムに硫黄を混ぜ合わせて加熱する事によりゴム内部の分子を結合させたゴムのこと。

強度と柔軟性、耐熱温度に優れているのが特徴です。

1945年 最初の生産施設がイタリアに誕生

1945年にヴィブラムの最初の製造工場がイタリアのアルビッツァーテに誕生します。

1954年 イタリアの登山チームがk2の初登頂

1954年7月31日、イタリアの登山チームによるk2の初登頂を達成します。

登山靴にはヴィブラムソールが搭載されており、世界で最も困難とされているこの登頂の快挙をきっかけに、ヴィブラムソールは発展していきました。

また、それは今日の登山におけるトレッキング、アプローチ、高高度などの環境に特化した靴が生まれるきっかけにもなりました。

K2とは?

K2(ケーツー)は、パキスタンと中華人民共和国のウイグル自治区との国境に位置するカラコルム山脈にある山の名称。

標高は8,611mで、エベレストに次ぐ世界第2位の高さがあります。

1965年 北米にヴィブラム生産工場が誕生

Quabaug Rubber社が独占的ライセンスを取得し、北アメリカにおけるビブラムソールの工場となります。

1967年 安全靴用の靴底を開発

ヴィブラム社は安全用品市場に参入し、ニトリルゴムという合成ゴムを基に、耐油性に優れたセキュリティーソールを開発します。

セキュリティーソールは労働者の安全を守るためにつくられた初の靴底になります。

1969年 Vibram社のシンボルが誕生

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新しい革新的なゴムの配合を開発し、「金色のブランド(一級品)」であることを強調するために品番#1100のマウンテンソールとそのヒールに黄色いプレートを取り付けました。

その黄色いプレートが今日Vibram社のシンボルとなっています。

1984年 ファッション業界に参入

Vibram社はカジュアルシューズのための快適性と軽量性に優れたEVAソール「EvaFlex」を開発し、ファッション業界に参入します。

1988年 VIBRAM GRIPの開発

フリークライミングのために設計された最初の超粘着性ラバーソールがクライミングチャンピオンによって使われて以来、VIBRAM GRIPはVIBRAM社のミッションの一部となりました。

1989年 VIBRAM GUMLITEの開発

高耐性で従来のゴムより30%軽い発泡ゴム素材である「VIBRAM GUMLITE」を開発します。

1991年 ポリウレタン製のインソールを開発

軽量で、衝撃を吸収するように設計されたPU(ポリウレタン)インナーソールと、PUウェッジを使用したトレッキング用の靴底「Foura sole」を開発します。

これらは衝撃保護を必要とされる場面や、長距離用のスタンダードとしてすぐに地位を確立しました。

1994年 VIBRAM ECOSTEPの導入

VIBRAM社は環境に配慮し、エコ素材利用の先駆者として、最大30%の廃棄物と天然資源材料の削減と可能にしたVIBRAM ECOSTEPを開発します。

1995年 VIBRAM CLUSAZ RIGID SYSTEMを開発

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初となるゴム内部に剛性物質を組み込んだ登山用のソールを開発します。

CLUSAZ RIGID SYSTEMは、靴の中ではなく、靴底のゴムの内部にガラス繊維と一体化したナイロン製の剛性物質を入れることで、より安定性と安全性を高める事ができるのが特徴です。

1998年 中国で生産を開始

イタリア最高品質基準に合致するように中国での生産センターの操業を開始します。

1999年 VIBRAM TESTER TEAMの発足

1999年にテスターチームが発足します。

VIBRAM製品のパフォーマンスの検証と、性質を徹底的に理解するために、アウトドアスポーツにおいて最も有名なスポーツ選手が、最も極端な環境下でフィールドテストを行ないます。

2000年 YELLOW TAG INTERNATIONALの主催

未来志向の製品を創造するために、Vibramはインターナショナルイエロータグコンテスト(ゴムや弾性材料を使用した最も先進的なデザインとテクノロジーに与えられる賞)を主催します。

2001年 VIBRAM MONSTERを開発

生体力学に基づいた未来的なデザインのトレッキング用ソール「VIBRAM MONSTER SOLE」を開発します。

2002年 VIBRAM CREATIVE LABの開設

ゴムの創造的な概念の研究を主な活動とする「クリエイティブラボ」をミラノで開設します。

クリエイティブラボは新しい靴の革命につながり、後のVibram FiveFingersの誕生に大きく関わるものとなります。

2003年 VIBRAM FLIP FLOPの開発

Vibramの技術とシガーソンモリソンのデザインによって従来の古典的なサンダルが生まれ変わります。

シガーソンモリソンとは?

シガーソンモリソンは1991年にニューヨークで設立されたレディースシューズブランド。

2003年 JUST FOR MEを開始

Vibramによって設計された靴のエレガントでテクノシックなライン「Just for Me collection」を開始します。

これは、すべての靴デザイナーの発想源になりました。

2004年 VIBRAM FIVEFINGERSの開発

Vibramは「第2の皮膚」としての足袋のようなシューズ「FiveFingers」を開発し、「裸足で」歩くという概念に革命をもたらします。

2007年 VIBRAM TECHNOLOGICAL CENTERが設立

Vibramの研究と技術革新に対する取り組みの象徴と言える「China Technological Center」を設立します。

TECHNOLOGICAL CENTERは、技術の拡大と、ティンバーランド、ナイキACG、ニューバランスなどの他社との連携を強化する二つの役割があります。

2008年 VIBRAM FLAGSHIP STORE MILANOをオープン

2008年にミラノのラファエッロ・サンツィオ通りにフラッグシップストアとなるVibram Storeを開店します。

フラッグシップストアとは?

フラッグシップストア(旗艦店[きかんてん])は企業やブランドを象徴する店舗のこと。

そこから情報を発信したり、ブランドの浸透を図るなどの重要な役割を担います。

2012年 VIBRAM STORE BOSTONをオープン

2012年にボストンのニューベリー・ストリートにVibram USA Storeを開店します。

ニューベリー・ストリートは「パタゴニア」や「ノースフェイス」といったVibramのクライアントである有名アウトドアブランド店が軒を並べる通りでもあります。

2013年 VIBRAM MEGAGRIPを開発

VIBRAMは、乾湿に関わらずあらゆる地表に適応する安定性と柔軟性の最適なバランスを持ち、比類ないグリップ力を備えた素材「MEGAGRIP」を開発します。

このMEGAGRIPは、アウトドアシーンにおけるハイスタンダードとなりました。

2014年 VIBRAM WEARABLE TECHNOLOGYを発表

VIBRAMは軍隊、警察、及び救助、消火活動の支援を目的として、スマートフォンとワイヤレスで通信するヴィブラムスマートソールを考案しました。

靴のつま先と裏にLEDを組み込み、スマートフォンのアプリと連携させることで、暗所での歩行を補助する役割があります。

将来的に、近接センサー、温度センサーや、有害ガスを検出するためのガスセンサーなどを追加することで、今後さらにスマートソールの使い勝手の向上を計画しています。

また、上記の用途以外にも、夜間のランニングやキャンプなどのアウトドアシーン、産業用安全靴にも有用であると見て開発を進めています。

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公開日:2015/10/06

最終更新日:   2016/02/12